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第8回津山国際音楽祭 [クラシック音楽]

第8回津山国際音楽祭クロージングコンサート、行ってまいりました。

ご存じない方のために、一応説明すると、岡山県北の都市・津山市がマーラーをテーマ作曲家に、1987年より開催している音楽祭のこと。本日、演奏に先立ってご登壇された船山隆先生のお話によれば、「マーラー」をテーマとした音楽祭は国内では類例がなく、また、世界的にも非常に珍しいとのこと。

前回の音楽祭の交響曲第10番(クック版)演奏で、全ての交響曲が演奏された。4年ぶりの開催となる今回の選曲は交響曲第2番「復活」だった。これは、第1回音楽祭での演目であったこと、また、東日本大震災からのわが国の復活を祈念しての選曲であったように思われる。

 

2011.9.25(日)、14:00開演

於:津山文化センター

指揮:小松長生

ソプラノ:澤畑恵美

メゾソプラノ:坂本朱

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

合唱団:音楽祭市民合唱団

合唱指揮:保田薫

合唱指導:竹内千秋

練習ピアノ:坂元もえ

 

まずは、音楽祭のためにはるばる津山までやってきてくれた大フィルのメンバーにお礼申し上げたい。決して広くない、津山文化センターの舞台上には、「ここまで詰め込むか!」というくらいにギューギューの団員と2名の歌手、それに約100人の合唱団が上がった。舞台右手にはチェレスタのような箱形の大きな楽器が配置されるなど(後でパイプオルガンと判明)、この時点で、非常に劣悪な演奏環境だったことと思う。そんな状況にもかかわらず、この日は、音楽祭のフィナーレを飾るにふさわしい、とても熱い演奏をしてくれた。

指揮の小松長生さんは非常にダイナミックながら、丁寧で安定した指揮ぶりだった。この日は父親と嫁さんと3人での鑑賞だったが、前日にこの曲のポイントをレクチャーしておいたお陰で、嫁さんも堪能できたことと思う。

第2楽章での弦の美しさ、第3楽章でのフルートの活躍が印象に残った。また、第4楽章は実に美しい。そして、第5楽章はほとんど完璧な演奏だと感じる凄さだった。歌手のお2人の歌声はなんとも言えぬ美しさ。また、市民合唱団の力強い歌声が実に上手いと感じた。

厳しい財政事情から、同音楽祭の存続が心配されている。しかし、次回も開催予定ということなので、地元民の1人として、微力ながら応援していきたいと思う。そして、次回は、小学生の娘も鑑賞できるように、それまでしっかりレクチャーしておきたい。


タグ:マーラー
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コメント 2

ヒロノミンV

 てがたさん、こんばんは。
 いつも大阪まで聴きに行っている大フィルでしたが、音楽祭の歴史とスタッフの熱意に応える、素晴らしい演奏が聴けました。
 小松長生さんの指揮も第4楽章までは手堅く、安定した指揮でしたが、第5楽章ではこれほど情熱的な指揮をなさるんだと驚くようなタクトで、それと同調するようにオーケストラが凄い音を出して、最後は頭が真っ白になりました。
 フルートのトップを取っていたのは、野津さんと言う方で、フィンランドのオケで首席を吹いていたこともある方です。音色が本当に抒情的なんですよね。弦楽器は今の大フィルの一番の「売り」です。金管は、若干不安定なところもありますが、あまり細かいことは気にせず、ここぞという時の馬力が自慢(笑)第5楽章ではものすごい威力でした。
by ヒロノミンV (2011-09-27 17:29) 

てがた

ヒロノミンさん、こんばんは。
津山国際音楽祭をご堪能いただき、地元出身者として本当にうれしいです。「市民参加」がウリの音楽祭でして、当日は多数のボランティアの方が活躍されていました。また、市民合唱団のメンバーの中には、前回の「復活」を歌っている方も大勢おられ、素晴らしい歌声を聴かせてくれました。
第5楽章は、本当に凄い演奏でした。
大フィルさんの弦は本当に美しいと感じました。
フルートの野津さん、しっかり覚えておきます。
マーラーの交響曲は、何度聴いても新たな発見がありますね。小松長生さんの解釈もとても勉強になりました・・・。
by てがた (2011-09-27 23:06) 

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