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NHK「お好み演芸会」 [落語]

以前、NHKの日曜午後に「お好み演芸会」という1時間番組が放送されていた。

今年の正月のNHK番組で、三国一朗氏が司会をやっていた頃の「花の落語家5人衆」という同番組のコーナーが放映されていて、ゲストの山本晋也監督が懐かしがっていた。このコーナーは番組の最後に大喜利のような感じで設けられていて、最初のメンバーは談志、圓楽、圓鏡(のちに圓蔵)、小朝、三平だったと記憶している(のちに枝雀、小きん(のちに三木助)などが加わった)。通常の大喜利と違ったのは、お題に対して何か面白いことを言って視聴者を笑わせることよりも、いかに物知りであるのかを競う知恵比べ的な見せ方をしている点であった。

「お好み演芸会」という番組では放映当初からこのコーナーがあったわけではない。当初は寄席中継形式で、総合司会は桂米丸師が担当していた。まず、最初の方で、漫才やピン芸、落語などが2~3席ほど放映され、合間に「米丸さんの小咄コーナー」、「針すなおの似顔絵コーナー」なども設けられていた。似顔絵コーナーはその日の最初の方の出演者と客席の希望者の中から1組を選んで、大きなダルマ人形(選挙事務所に飾られているあのダルマ)の後ろに描かれた。出演者の似顔絵で面白かったのは獅子てんや・瀬戸わんや師の時だった。この2人はよく出演していたので、何回か似顔絵コーナーにも登場していたのだが、米丸師の針氏に対するいつもの質問、「今日は描きやすかったですか?それとも難しかったですか?」に対し、針氏は「今日はとても速く書き上がりました。なにしろ、わんやさんの顔がとても簡単に描けたので・・・(髪の毛が不要だった)」。当時の「お好み演芸会」には芸人だけでなく、時々、歌手も高座に上がり、歌を披露したりしていて(日吉ミミや野路由紀子の歌を覚えている)、似顔絵になっていた記憶がある。

そして、最後に、「はなし家横丁」という大喜利コーナーがあって、不動の月番(司会)が小三治師匠だった。横丁の面々は何度も顔ぶれが変わったが、私が最初に見始めていた時のメンバーは、うる覚えだが、左から柳朝、?、柳昇、?、圓右という感じの5名だった。最初にメンバーの自己紹介があり、圓右師匠の「太陽からの使者、三遊亭圓右です」が大好きだった。このコーナーには助手がいて、小あさ(のちに小朝)がつとめていた。助手にも自己紹介の場が与えられ、「横丁の若様、春風亭小あさです」とやっていた。

次のメンバー編成は左から伸治(後に文治)、文朝、金馬、歌奴、圓弥だった。後に小朝もメンバーに入ったような記憶があり、助手に高野美緒というおねえさんが加わった。そうそう、桂枝雀師も途中からメンバーに入っていた。

 当時の演芸コーナーで観たWけんじと桂小南師が記憶に残っている。東けんじ師は当時はぷっくり太っていてとても面白かった。また、小南師が演じた「転失気」の可笑しさは今でも忘れられない。売り出し中のツービートなんかも登場したのを覚えている。

中継地は鈴本演芸場だったような記憶があるが、よく覚えていない(2階席があった)。また、月に1回は大阪からの中継となり、その時の司会は桂春蝶師で、「はなし家横丁」はなかった。

上記パターンでの「お好み演芸会」の最晩年の頃、夏休みあたりの番組で、玉置宏氏の司会による「花の落語家5人衆」が放映された。これが好評だったのだろう、この番組がそっくりそのまま「お好み演芸会」の大喜利コーナーに代わった。同時に、番組スタイルも寄席からの中継から、スタジオ撮りに代わった。当初は玉置宏がそのまま司会をやっていたが、途中から東大卒の俳優・司会者である三国一朗氏に代わり、まさに落語家との知恵比べとなった。

「花の落語家5人衆」になった頃の「お好み演芸会」は最初に演芸が1~2席演じられたあと、芸人のお宅拝見みたいなコーナーがあった。これはスタジオ内にゲストの芸人さんのお宅を再現し、そこへ司会者が訪問してインタビューを行うようなものだった。司会は交代が早く、セント・ルイス、ゆめじ・うたじ、春日三球、団しん也などが担当した。このコーナーのあと、もう1組の演芸があって、そして「花の落語家5人衆」のコーナーとなった。

最初に手を挙げるのは大抵が圓蔵師で、最後に正解するのが決まって圓楽師だった。


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コメント 2

ShimamuraMerry

今から、40年前に浅草演芸場でこの番組に遭遇しています。落語は林家木久蔵さんで、似顔絵はもちろん針すなおさんです。当時25歳の私は贅沢にも手を挙げて似顔絵を描いていただいた事がうれしくてうれしくて・・・。もちろん、その時の映像も・・・達磨も大切に取っています。
by ShimamuraMerry (2019-04-14 20:29) 

てがた

ShimamuraMerryさま、いらっしゃいませ!!

浅草からの「お好み演芸会」中継の情報、ありがとうございます。この頃の同番組の情報が何故かほとんどなく、大変貴重な書き込みだと思います。

実は、10年以上前、B師匠のブログで当時の「お好み演芸会」についての質問をさせていただいたことがあります。B師匠からは丁寧な回答をいただき、鈴本演芸場と浅草演芸ホールがほぼ交互に会場となっていたそうです(その後、私がトンチンカンで失礼な書き込み等をしてB師匠にはご迷惑をかけてしまったことを後悔しています・・・)。

また、つい先週でしたか。現在、Y新聞で連載されている小遊三師匠の記事(インタビュアーは長井記者)で、同師が笑点のレギュラーとなる前に、2年間ほど「はなし家横丁」のレギュラーだったことが書かれていたのを見つけました。私は全く記憶にないのですが・・・。

この話題で、久しぶりに記事をアップしようかと考えていたところでした。ありがとうございました!!


by てがた (2019-04-22 21:49) 

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