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古今亭寿輔師匠 [落語]

毎週火曜日にBS11というチャンネルで放映されている柳家喬太郎師匠の番組に、昨夜は古今亭寿輔師匠がゲスト出演されていた。

寿輔師匠は落語芸術協会の人気者で、派手な衣装で笑いを取り、おばちゃん客をいじり、「何なんだこの人」と思わせておいてから自分のペースに引き込むという、何だか分からないがすごい師匠なのであるw

派手な衣装となったのは二つ目時代にさかのぼると言い、当時の逸話はファンとしてはとても興味深いものだった。

私が「寿輔」という名前を知ったのは大学へ入学する1年ほど前のこと。「はとバス」ツアーから帰ってきた叔父が、浅草演芸ホールでのプログラムを片手に、この師匠がどんなに面白かったかを説明してくれたのだ。しかし、その時は、どこが面白いのやらよく分からなかったのだが・・・w

約1年後、浅草演芸ホールで、ついに私は寿輔師匠の口座に遭遇する。当時はまだ、口ヒゲは生やしていなかったと記憶するが、今とパターンはほぼ同じ。その日は「今日のお客様は素晴らしい」だのとやけにお客さんを持ち上げる。寿輔師匠曰く、こういうレベルの高いお客さんの前では与太郎噺は失礼になる。本当は「ガット・ウルグアイ・ラウンド」を採り上げるべきだが、自分にはできない。どうするか?よし、今日のお客様にぴったりの噺がありました。「『トイレ』をやります」。

こんな感じでした・・・。

ある時は新宿末広亭昼席の代バネで登場し、いつもの客いじりのあと「藪入り」をたっぷりということがあった。古典落語の寿輔師匠の語りは別人のように本格派で、この日私は、不覚にも涙してしまった。前から5列目くらいに座っていたので、泣いている姿を、きっと寿輔師匠に見られてしまったかもしれないと、昨夜の放送を聴いていて思った。