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芸協番組についての私見(その3)-トリについて [落語]

新宿末広亭夜席での芸協番組について、こんな番組だったら嬉しいという私見を書いています・・・w

今回はトリについてです。末広亭の番組の魅力はトリにあると言っても過言ではないと思います。というのも、大勢の出演者がある故に、一人ひとりの持ち時間が短いため、軽~い噺や漫談が多いのが末広亭なのですが、そんな中で唯一、持ち時間がたっぷりあるのがこのトリなのです。特に夜席のトリはその後に何もないので(土曜日は別)、予定時刻を過ぎた熱演もよくみられます。なので、トリに上がる師匠には、普段なかなか聴けない本格的な落語を演って欲しいのです。

これはとてもヘンな話なのですが、寄席に行ってもなかなか本格的な落語が聴けない(漫談や小ばなしばかり)状態なのです。少なくともこの事態を解消するために、トリでは本格的な落語、これぞ落語、「ザ・落語」という演目をやっていただきたいと思うのです。

そのためには、やはり、芸協の大看板がトリを取るというのが大原則であると思うのです。大看板といっても、大ベテランとは限りません。若手でも、成長著しい逸材の高座ならお客さんもトリでみてみたいと思うでしょうし、人気者なら大喜びすると思います。

ところが、芸協の番組でしばしば感じるのが、人選に「?」がつくトリがしばしばあることです。野球では4番バッターといえば最強の打者であり、寄席に例えればトリを取る選手といえます。ところが、ずば抜けた選手がいないチームに時々、単なる「4番目の打者」という4番打者がいるケースがあります。寄席で、単なる「(最後)番目に登場する噺家」という「4番目の打者」に近いトリをみかけることが芸協の番組には多いような気がするのです(末広亭よりも浅草でその傾向は強いというのが私見です)。

トリを経験させることは、その噺家にとって貴重な経験になることは間違いないでしょう。落協に比べて、トリを取る機会に恵まれているとすれば芸協所属の噺家さんは幸せかもしれません。与えられた大きなチャンスを出演者が全力でつとめてくれれば良いわけですが・・・。

ただ、「4番目の打者」のようなトリでも、一生懸命やっているのならまだ救えるのですが、普段の出番もトリの出番も、ほとんどかわりばえがしない、そんな高座に出会うことが多いのです。例えば、普段の高座で「たいこ腹」を演り、トリでも「たいこ腹」を演る・・・。余った時間は下らないマクラでつぶす・・・。トリで「子ほめ」をやった師匠もいたとか・・・。まあ、よほど客が悪かったのかもしれませんが・・・。

・・・ということで、トリに上がる師匠は、「誰もが認める噺の名人を原則とし、たまに人気者や成長著しい中堅~若手の有望株を起用する」、こういう方針を徹底して欲しいというのが私見です。まあ、たまにであれば「4番目の打者」みたいな起用があっても構わないと思いますが、起用された噺家さんは一世一代の大チャンスと思うくらいの気迫で、10日間をつとめていただきたいと思います。

上記の線でに沿って、私が独断と偏見で選んだ師匠方は次の通りです(超多忙な会長と副会長は外しています)。漏れた師匠の中には、私が聴いたことのない名人が多数いるかと思いますので、悪しからずご了承ください。

◎誰もが認める噺の名人:圓輔、茶楽、小柳枝、栄馬、雷蔵、鯉昇、松鯉

◎人気者:桃太郎、米助、夢之助、壽輔、昇太、山陽

◎成長株-中堅~若手:平治 、圓馬 

◎特別推薦:左遊、南なん、遊雀

 

次回は仲トリについてです・・・。

 


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芸協番組についての私見(その2) [落語]

落語芸術協会の番組についての私見を続けます。

今回は、「こんな番組だったら嬉しいのに~」という私見です。とは言っても、ある程度は現実的な番組でないと意味はないと思っており、すぐにでも実行できそうな番組を考えてみたいと思います。

まず、前提として、昼席にくらべて夜席の集客が淋しいので、夜席の番組を考えてみたいと思います。そして、私が好きな新宿末広亭の番組で考えてみます。

 

新宿末広亭

夜席(架空の番組です)

落語 前座

落語 二つ目

色物

落語

落語

色物

落語 古今亭壽輔(or昔昔亭桃太郎)

落語 昔昔亭桃太郎(or古今亭壽輔)

色物

落語 流れを断ち切らない師匠

落語 重鎮

お仲入り

落語 桂平治or桂竹丸など

色物

落語 若手の有望株

落語 ベテラン(漫談で逃げない師匠)

色物

落語 お目当て

 

まず、譲れないのが、桃太郎師と壽輔師です。この2人の師匠は現在の芸協の中でも爆笑派の双璧で、貴重な存在なのですが、敢えて2人並べます。それも、比較的浅いところへ・・・。最近の芸協の番組では、特に桃太郎師は仲トリの出番が多くなっていますが、仲トリとかではなく、こういう浅い出番で客席を盛り上げていただきたいのです。よって、戦略的に、寄席が盛り上がる(盛り上がって欲しい)18時頃の先頭バッターとしてこの位置を担当してもらいたいと思います。ここでコケると、後に響くため、責任は重く、私はこのお2人以外にお任せできる方が見当たらないのです。

また、長い寄席ファンの方ならご存じのことと思いますが、このお2人が並んで登場した時の面白さといったらありません。昔の芸協の番組(といっても平成以降もありましたが・・)では、豪華なベテランに混じって、このお2人の出番が続いたりといった面白さがありました。最近は両師匠が並んで登場される場面にほとんど出会えないのが残念でなりません・・・。

続きは次回へ・・・。


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芸協番組についての私見(その1) [落語]

演芸が好きな人なら誰しも、一度は寄席へ行きたいと思うでしょう。私は岡山県の県北在住だったので、それが叶ったのは晴れて大学生になった時でした。その最初に入った寄席が新宿末広亭。この話は以前も書いたので省略するとして、その時の番組が落語芸術協会の定席だったことから、私は芸協の高座がいまでのとても気になります。 なので、今回は芸協の番組についての私見を述べてみたいと思います。

当時の芸協の番組はスターのオンパレードという感じで、テレビやラジオでお馴染みの師匠方が次々に登場するとても豪華な番組になっていました。芸協の番組に比べると、落語協会の方は今と違って層が薄いようにさえ思えるほどでした(当時、落協は鈴本と池袋が毎回定席で、これに浅草か新宿のいずれかも定席になるという状況であったため、芸人のやりくりが大変だった面もあると思います)。

 

あやふやな記憶ですが、私が最初に行った末広亭昼席の出演者は次のような感じでした。 

昼席(12時頃、途中入場)

漫談 東京太

落語 三遊亭右紋「動物園」

落語 三遊亭遊朝「漫談」

紙切り 林家今丸

落語 春風亭柳昇「結婚式風景」

落語 三遊亭小圓馬

声帯模写 松井錦声

落語 桂小南

落語 三遊亭圓右「酒の素」

歌謡漫談 東京ボーイズ

落語 雷門助六

お仲入り

落語 

奇術 北見マキ

落語 春風亭小柳枝「たがや」

落語 桂文治

曲芸 ボンボンブラザーズ

落語 三笑亭夢楽「三方一両損」

 

どうです?この凄さ。芸協の番組はいつもこんな感じで、とにかく、人気者の大看板が寄席を大事にしていて、可能なかぎり寄席出演をしていたように思えます。 

遊朝師はこの頃、よく寄席で見かけました。談誌師に少し似た口調だった記憶があります。

松井錦声師も常連でした。スーツ姿で片手に扇子を一本持った立ち高座でした。政治家の物まねが多かったです。

圓右師の「酒の素」が聴けたのもこの日でした。

小柳枝師は当時、初めてみる師匠でしたが、流れるような心地よい口調でいっぺんに好きになりました。おなじみの「つまようじではありません」の自己紹介はこの時もやっていました。

ボンボンブラザーズは今とほとんど変わらない内容で、半紙を鼻に立てる芸で盛り上がりました。

トリは夢楽師で「多かぁ食わねぇ、たった一膳」。私は、トリの持ち時間が他の出演者よりも多いのだということをこの日初めて知ったのでした・・・。

このような、夢のような高座が、芸協の番組では展開されていたのです。しかし、当時の大看板のほとんどが鬼籍に入った現在、落協に比べて芸協の層の薄さは否めません。でも、芸協にもまだまだ魅力的な師匠連がいるので、次回は、希望をこめて、こんな番組にしたらどうでしょうという私見を述べてみたいと思います。

 

 

 


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